「剃」の意味
髪やひげをそること
小説での「剃」の使い方
...八から三十くらいの中嫁御(ちゅうよめご)が――眉を剃ったあとの...
上村松園 「女の話・花の話」
...母は毎日のように剃刀をあてて眉の手入れをしていた...
上村松園 「眉の記」
...(小田原町鯉屋藤左ヱ門)剃髪(ていはつ)して素宣(そせん)といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...剃り立ての髯を押しつけるのは痛いからお止しなさい...
豊島与志雄 「理想の女」
...奇怪千万な剃刀の使い手も坐り...
中里介山 「大菩薩峠」
...馴々(なれ/\)しく剃刀を喉(のど)へ廻されるまで默つて居る筈もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三つ股の兄哥(あにき)、剃刀じゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日本風の剃刀は、峰が高くなつて居るので、振り廻したところで薄傷(うすで)を負はせるだけ、命取りの兇器にはなりませんが、背と背を合せて縛つた二梃剃刀は、使ひやうに依つては、匕首(あひくち)のやうに鋭利な兇器になるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...然しこの剃刀は幾分君の好奇な趣味性に匂づけられてゐる事もほんとうである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...毛剃(けぞり)九右衛門のような船頭と胆(きも)に毛の生えた上乗(うわのり)に差配をさせて...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...房髪(チューブ)脳天に剃り残した一つまみの房毛で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...毎週水曜と日曜とに自分に顔を剃(あた)らせる八等官コワリョーフ氏のものであることに気がついたのである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...それでも祭の日なんかに肩上げのした印絆纏(しるしばんてん)を着て頭を剃った「餓鬼」を見ると...
牧逸馬 「舞馬」
...お髭をお剃りになって...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...剃刀を添えて出した...
森鴎外 「阿部一族」
...我々よりずっと奇麗に剃り上げる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なぜ頭など剃(そ)りこぼちたか...
吉川英治 「新書太閤記」
...あやうく髪を剃(お)ろされるところであったが...
吉川英治 「源頼朝」
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