...それどころか、すきをみて、おばあさまのうしろにまわって、目がねをかけて、おばあさまの口まねまで、してみせました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...宇治一品のお茶どころか...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...」「邪魔どころか...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...独身どころか、いまの細君は後妻である...
太宰治 「グッド・バイ」
...卒業どころか一生経つてもその腕の十分でないのを嘆かなければならないやうなものだと思つてゐる...
田山録弥 「手品」
...ところがそれどころか...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...戀(こひ)を温柔(やさ)しい?温柔(やさ)しいどころか...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...」「劣るどころかずっと優(まさ)っていますよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...それどころか外出すらよく思っていなかったのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...それどころか、どうしてこの人を引合いに出さないのかと、長いあいだ不思議に思っていたんだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それどころか、あまりいえ過ぎるためかもしれない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...時に関守氏、「三公、貴様は怪しからん奴だ、餅どころか、人間まで甘く見ている」「どう致しまして」「昨日、あの風呂場で拙者の胴巻をちょろまかした上に、それをぬけぬけとまた、お忘れ物だと言っておれの眼の前へ持って来やがった、いけ図々しいにも程のあったものだ、人を食った振舞とはそういうのを言うのだ」「へ、へ、へ、へ、人を食った覚えなんぞはございません、餅を食っているんでげすよ」三公は、今となっては決して悪怯(わるび)れていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次を訪ねて慰(なぐさ)められるどころか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その宣告に屈(くつ)するどころか私は殆んど天の配劑を呪ひさへした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これ以上言わない方が良さそうだな」「それどころか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...小慧しい男たちが政治や軍事を自由にし女も含めた国民の大部分がその小慧しさにたぶらかされていたためにとうとう牛どころか戦争に敗ける所まで国を滅茶苦茶にしてしまったんです...
宮本百合子 「家庭裁判」
...ここは我慢のしどころかと...
吉川英治 「茶漬三略」
...事件のお役に立つのでございますか」「立つどころか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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