...「貴方は御泊(おとまり)ではございませんか...
泉鏡花 「活人形」
...あたまは疲勞して考へがまとまり兼ねて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...来遊されていた英国の皇子コンノート殿下のお目にとまり...
上村松園 「わが母を語る」
...もうわたしには秘書の役はつとまりません...
海野十三 「海底大陸」
...エンジンがとまりそうだ...
海野十三 「怪塔王」
...車はそこでとまりました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...宿らしい宿は今宵が当分の御泊(おとまり)納(おさ)め...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...木にとまらずして、巌にとまり、横に渓上を飛び、魚を見ては、水中にもぐり込む也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...ぱたりととまりました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...檣頭横桁の私の棲木(とまりぎ)の下には...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...すべての思念にまとまりをつけなければ生きて行けない...
太宰治 「道化の華」
...それは娘の頃のまとまりのない柔さではなく...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...足下をよたよたと歩き回る鵞鳥にふと目がとまりました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...世の中の進行はとまります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...何んといふ纒(まとまり)のないことを考出した...
三島霜川 「昔の女」
...灰(はい)かぶりの肩(かた)の上にとまりました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...鳩は私の頭から、肩から、両腕まで、鈴成りにとまり、ぎしぎし骨の音をさせつつ、両手の玉蜀黍の実を食べる...
横光利一 「欧洲紀行」
...お目にとまりましたあれを」「持参したか...
吉川英治 「野槌の百」
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