...このときわれわれは...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...直ぐ眼の前のひときわ大きな灌木の茂みの向うで...
大阪圭吉 「白妖」
...あたりを圧してひときわいかめしい冠木門(かぶきもん)の家がありました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...舞妓常盤(ときわ)の後身ではなかったのであろう歟...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...お稽古も時には長唄(ながうた)に常磐津(ときわず)...
徳田秋声 「縮図」
...お豊はその後(ご)亭主に死別れた不幸つづきに昔名を取った遊芸を幸い常磐津(ときわず)の師匠で生計(くらし)を立てるようになった...
永井荷風 「すみだ川」
...一際(ひときわ)賑やかな景気をつけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...常磐津(ときわず)でも...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...そのときわたくしの臂を握つたものがあります...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...歌手がひときわ愛国的...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「灯が見えますが」ひときわ高い大野順平が彼方の灯に見入っていた...
本庄陸男 「石狩川」
...先づ木立深き処に枯木常磐(ときわ)木を吹き鳴す木枯(こがらし)の風...
正岡子規 「俳諧大要」
...つりあいのとれた眉はいっそうくっきりときわだち...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...「私の心の常磐(ときわ)な色に自信を持って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他の者どもがみな朝食をしたためにゆくときわたしは眠りにゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのときわたくしは...
山本周五郎 「やぶからし」
...常葉(ときわ)の局など...
吉川英治 「私本太平記」
...よいあんばいに」常磐(ときわ)も...
吉川英治 「源頼朝」
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