...どんな模様のちゃんちゃんこをきていたか...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...とにかく幼少なる「加八」君はここでそのありたけの深謀をちゃんちゃんこの裏にめぐらして最後の狙いを定めて「ズドーン」と云って火蓋を切る真似をする...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...やはり真赤なちゃんちゃんこにくるんで...
豊島与志雄 「肉体」
...先頃(さきごろ)母へ自分で編んだ温かそうなちゃんちゃんこを送ってくれたそのお礼もいおうと思ったのだが...
中勘助 「母の死」
...笈摺(おいずる)のようなちゃんちゃんこを着て...
中里介山 「大菩薩峠」
...袖の紋のところを背にしたちゃんちゃんこを着せられて...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...赤いちりめんのちゃんちゃんこをよく着ていました...
林芙美子 「お父さん」
...メリンスのちゃんちゃんこを着て店へ出て来た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そして泣きながら両袖を千切ってちゃんちゃんこになったお振袖を着て楽屋へ帰って来ました...
三浦環 「お蝶夫人」
便利!手書き漢字入力検索