...たどたどしい子供の声が聞こえて来た...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...たどたどしいばかりでなく...
太宰治 「正義と微笑」
...いかにもたどたどしい東京言葉で...
太宰治 「惜別」
...たどたどしい読書に耽ってる正子よりも...
豊島与志雄 「春盲」
...たどたどしい脚を...
直木三十五 「南国太平記」
...ところどころ憶えた祈りを添えるカヤノのたどたどしい声が聞こえるようだ...
永井隆 「この子を残して」
...やがてたどたどしいラテン語でアヴェ・マリアを歌い出した...
永井隆 「この子を残して」
...)承知の旨をたどたどしいサモア語でしたためる...
中島敦 「光と風と夢」
...実はこういうわけでございます」与次郎はたどたどしい調子で話し始めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たどたどしい言葉で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小僧の鶴吉のたどたどしい筆跡も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たどたどしい筆に托(たく)した恋文で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――たどたどしいカナ文字の手紙である...
林芙美子 「新版 放浪記」
...之で甘いものを食つてからにしよう……」たどたどしいものゝ云方で彼は喋続けて来た...
平出修 「逆徒」
...黙って乙女のたどたどしい説明をきいていたが...
「小祝の一家」
...たどたどしい口ぶりで云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...一そうたどたどしい文字ばかりか...
吉川英治 「私本太平記」
...まもなく丘の下から兵にともなわれて来るたどたどしい二人があった...
吉川英治 「私本太平記」
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