...私は毫(すこし)もたじろがない...
谷譲次 「踊る地平線」
...途中の障害にたじろがないことだ...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...たじろがない眼差しとに...
豊島与志雄 「自由人」
...如何なる現実暴露にも苦悩にもたじろがない...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...霰弾(さんだん)の前にもたじろがないほど豪胆である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...聊(いさゝ)かたじろがないわけには行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いささかたじろがないわけには行きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決してたじろがない平然とした冷静さを示すのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...たじろがない眼で相手の顔をながめながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...権威あるもののように堂々とたじろがないで立っている人を唯単にそれだけの理由で真に権威あるものと信じてしまったり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...人を眞正面からヒタと見てたじろがない視線はそのままだが...
三好十郎 「肌の匂い」
...しかし彼女たちは少しもたじろがないばかりか...
山本周五郎 「青べか物語」
...現実の外に夢を築こうとするのではなくて現実の底に徹する力強いたじろがない態度を獲得しようとするのである...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
便利!手書き漢字入力検索