...酒盛がいよいよたけなわになったころ...
海野十三 「太平洋魔城」
...日清戦争はますます酣(たけなわ)となって『日本新聞』からは沢山の記者が既に従軍したが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...宴はだん/\闌(たけなわ)になって行った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...宴酣(たけなわ)にして堪えかねて立上がり...
中島敦 「李陵」
...花影(かえい)欄(おばしま)にたけなわなるを...
夏目漱石 「虞美人草」
...秋酣(たけなわ)になっても見当が付きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...都は春たけなわのころ...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...祝宴はたけなわであった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...8345われ等の祭は闌(たけなわ)なり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...戦いたけなわな時の十太刀以上にも感じる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...戦いまさにたけなわならんとする頃これに乗りかえた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ようやく春たけなわな二月下旬の空に...
山本周五郎 「風流太平記」
...今たけなわと思われます...
吉川英治 「江戸三国志」
...今が木戸番の声や鳴物(なりもの)の客呼びがたけなわのところであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...酣(たけなわ)なる頃だった...
吉川英治 「剣の四君子」
...たけなわの頃を計って...
吉川英治 「三国志」
...ひがんでいるな」宴も酣(たけなわ)となるにつれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだその話の酣(たけなわ)な頃には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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