...酒盛がいよいよたけなわになったころ...
海野十三 「太平洋魔城」
...戦いたけなわの際におとずれた唯一の戦場であった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...日もたけなわの頃に房を出て...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...必ず逢(あ)わんと思える千々岩の宴たけなわなるまで足を運ばざりければ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...戦いは今たけなわになりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...気候もいよいよ春の酣(たけなわ)なる様子となって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...舳(へさき)では戦争談が酣(たけなわ)である...
夏目漱石 「草枕」
...花影(かえい)欄(おばしま)にたけなわなるを...
夏目漱石 「虞美人草」
...恰(あたか)も秋は酣(たけなわ)...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...船中の人々は今を興闌(たけなわ)の時なりければ...
福田英子 「妾の半生涯」
...宴酣(たけなわ)なるに及んで...
古川緑波 「食べたり君よ」
...酒酣(たけなわ)になっている...
森鴎外 「鼠坂」
...8345われ等の祭は闌(たけなわ)なり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ミサのまさにたけなわな頃...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ノブ子が日本に到着する以前から初まっておりました欧洲大戦は正に酣(たけなわ)となっておりまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...今が木戸番の声や鳴物(なりもの)の客呼びがたけなわのところであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...たけなわの頃を計って...
吉川英治 「三国志」
...午餐会(ひるめしかい)もようやく酣(たけなわ)と見えてきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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