...それから寄席芸人の猫八...
伊藤野枝 「サニンの態度」
...それから田舎者はしょっちゅうやって来て...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...僕はあの翌日一杯かかって、出来るだけ調べたのですが、吾妻橋の東詰(ひがしづめ)までは、色々な人の記憶を引出して、どうにかこうにか跡をつけることが出来ましたけれど、それから先は、橋を渡ったのか、河岸(かし)を厩橋(うまやばし)の方へ行ったのか、それとも左に折れて業平橋(なりひらばし)の方に向ったのか、どう手を尽しても分らないのです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...察するところこれは小出氏が率先して此地に來てそれから他を勸誘したものであらうと思はれた...
高濱虚子 「横山」
...それからいきおいよく書きまくった...
太宰治 「猿面冠者」
...あの男の生活もそれからあのあやつの……」オブリアン司令官はヴァランタンの腕に手を置いた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...「恐縮でげす」「それから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからまた御代りを貰った...
夏目漱石 「坑夫」
...それからまた、右の耳へ口を寄せて、オクサーナは今夜にもあなたのものになりますよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼はいつでもおとなしく席につくと、手を拱んで、じつと教師に目をそそぎ、決して、自分の前の席に坐つてゐる級友の背中へ紙片(かみきれ)をぶら下げるとか、腰掛に彫刻をするとか、それから、先生が来るまで目白押しをやるといふやうなことがなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それからビクター支店へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それから又、何氣なささうに歩き出しながら、さつきの朗讀を續けました...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...ほとんど正しい推論はそれからは得られない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ひとが研究する新しい對象とひとが既に知つてゐると信ずる他の諸對象との間の接觸點をそれからして記述するところの次から次へと繼ぐ諸觀點より採られた表現である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それからシタフトマトと申しますのは生のトマトの皮を剥いて中央(まんなか)を上の方からくり抜いてその中へ湯煮玉子(ゆでたまご)の細かく切ったのをマイナイスソースで和(あ)えてそのまま出してもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...それから厚い毛布(けっと)かフランネルを二枚に畳(たた)んでも三枚に畳んでもようございますから今の桶の上へ悉皆(すっかり)蒙(かぶ)せて氷の速く融(と)けないようにします...
村井弦斎 「食道楽」
...それから一刻(とき)あまりのち...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...◇それからやっと「小鍛冶」の後シテになって...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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