...々(そうそう)退却した...
芥川龍之介 「田端日記」
...そうそう、私はこの国の花聟たちを見た事があります...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「そうそう、出発の前に、ぜひとも君に会わさねばならない人があったのを忘れていた」とカビ博士が、いいだした...
海野十三 「海底都市」
...それが気がつきませんで……いやそうそう...
海野十三 「金属人間」
...ワシントンも言わなかったから」「そうそうその方がいいんですよ...
竹久夢二 「少年・春」
...」「そうそう、いずれまた後日に」とヴェリチャーニノフは、相手には目もくれずに歩みつづけながら、口早やに呟いた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...しかもその逃げぶりが蹌々踉々(そうそうろうろう)として頼りないこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔は錚々(そうそう)たる城下の地であったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうそうに父の前から退散した...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...「あ、そうそう、二、三日前に芳秋蘭という女をサラセンで見かけたが、何んでも山口は兄貴がその女を知ってるといってたよ、知ってるのかい...
横光利一 「上海」
...黒頭巾を被(かぶ)ったお武家を乗せたあいつですね」「そうそう...
吉川英治 「江戸三国志」
...「近ごろ州(えんしゅう)の曹操(そうそう)は...
吉川英治 「三国志」
...曹操(そうそう)調伏(ちょうぶく)の意中を帝に打明け...
吉川英治 「三国志」
...人間の狂気した濁流をいつかは清々淙々(せいせいそうそう)たる永遠の流れに化さんことの願望をふるい起すのが常であります」「皇叔...
吉川英治 「三国志」
...「そうそう、和子(わこ)様もお連れ遊ばせよ...
吉川英治 「三国志」
...錚々(そうそう)たる新党員四名と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『――そうそう、あんたが来たら、ちょっと見てもらおうと思うていたのじゃ、毎度あいすまんが、読んで聞かせてくださらぬか』思い出したように、盲阿弥が云う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...沢庵どの、安房どのへ、そちからも宜しゅうお伝え申しあげてくれい」武蔵は、そう告げて、「そうそう、ついでに伊織より預かりおる品、そちの手から彼へ、戻しておいてほしい」取出して、書面と共に、権之助の前へさし出した物を見ると、それはいつか伊織から武蔵へ預けた――父の遺物(かたみ)という古い巾着(きんちゃく)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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