...空しき蘆簀張(よしずばり)の掛茶屋が...
泉鏡花 「薄紅梅」
...と、前村長はしばらく考えていたが、ずばりと、「古谷からの借金はいくらあるんだか...
犬田卯 「荒蕪地」
...頸動脈はずばりと一気に切断されていた...
海野十三 「金属人間」
...「どうせ日本の相手はアメリカだよ」黄一郎が、ずばりと云った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...保子は止めを刺すようにずばりと云ってのけた...
豊島与志雄 「反抗」
...一つ、益満の畜生に、ずばりと、一思いに、斬られてえや...
直木三十五 「南国太平記」
...往来(おうらい)を狭(せば)むるほどに立連(たちつらな)った葭簀張(よしずばり)の掛茶屋(かけぢゃや)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その辺(へん)に同じように葭簀張(よしずばり)の小屋を仕つらえた乞食芝居(こじきしばい)や桶抜(おけぬ)け籠抜(かごぬけ)などの軽業師(かるわざし)も追々に見物を呼び集めている処であった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...河岸(かし)に材木が転がっていたり葭簀張(よしずばり)がしてあったりするくらいのもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...ずばりと向うの急所へあたるような……」「むずかしいのね...
夏目漱石 「明暗」
...中へ入れろ」「ヘエ――」葭簀張(よしずばり)の水茶屋で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お濠端(ほりばた)の葭簀張(よしずばり)の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お堀端の葭簾張(よしずばり)の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あーあ! 私の代訴人が奴さんの痛いところをずばりと突いた時は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そんな事までずばりと言った...
堀辰雄 「ほととぎす」
...昼間は海に入る人の着物を預かる葭簀張(よしずばり)の茶店の中にかけ込んだ...
水上滝太郎 「九月一日」
...葭簀張(よしずばり)の店もなかった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...そしていったいどう落ち着けるおつもりです」「おれが嫁に貰う」あんまりずばりと云われたので大助はあっけにとられた...
山本周五郎 「新潮記」
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