...彼の死敵(してき)のすべてであった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...笛類はすべて調子が高く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一国の国民の性質からすべてその土台を組立てるところの大切なる教育に根底がない...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...すべてそろうて他にまさった国でなければならぬ...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...すべての知的能力の全般的萎靡(いび)と脱落とである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すべて皆な失敗に終つた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...一はヨーロツパ以外のすべてを植民地視するところの侵略的な無遠慮さである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...すべてのものがパリーで行なわれています...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべて善意による嘘っぱちだ...
豊島与志雄 「渡舟場」
...絶對を言へばすべて空語である...
萩原朔太郎 「青猫」
...すべて十月の「ハリキリボーイ」のためである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すべてのものが初夏の...
堀辰雄 「おもかげ」
...これはすべてのよい歴史家たちの例にならってその義務に従ったものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...是らはすべて永遠に...
柳田国男 「海上の道」
...すべて同郷の勇将猛卒で組織されている真っ黒な一隊だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...――すべての人数が洩れなく集まって来るまで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...衣裳はすべて観音などと同じく半裸の上体に首飾りと天衣とをまといつけるインド風である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...既成の宗教をすべて特殊な形と見...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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