...彼女の心はしーんとしたなりで少しも働こうとはしなかった...
有島武郎 「星座」
...かめは どしーんと...
五十公野清一 「一休さん」
...君は無事だったのか」と、うれしさ一杯で、思わず兵曹長がさけびましたところ、帆村は、(しーっ...
海野十三 「怪塔王」
...こんなものを……」「しーっ」俺は自分の口に人差指を当てた...
高見順 「いやな感じ」
......
高見順 「死の淵より」
...しーんとして人影ひとつなく...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...戸のなかはしーんとして...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いつもしーんとしてカタリと云う物音一つするではなく...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...松林の中はしーんとしています...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...しーんとした席を見渡す...
中里介山 「大菩薩峠」
...……灯を消したガラスの家はしーんとして深夜のなかに突立つてゐた...
原民喜 「飢ゑ」
...しーんと物音が歇んだ...
原民喜 「コレラ」
...急いで鉄兜(てつかぶと)を被(かぶ)るもの……彼はしーんとした空気のなかに...
原民喜 「死のなかの風景」
...何処かでしーん、しーんと不思議な音が続いた...
原民喜 「童話」
...しーんとした死者の叫喚はすぐ眼の前にあつた...
原民喜 「火の踵」
...しーんとして夜の静寂を貫き流れる声なき声に聴き入ろうとしていた...
原民喜 「忘れがたみ」
...しーんとした夜の縁端で鏡の中に迫って鮮やかな自分の生きている一人の顔と遠景をなしている月や森を凝っと見ていると...
「鏡の中の月」
...仰反(のけぞり)ざまに(枯木でも倒れるように)どしーんとぶっ倒れてしまった...
山本周五郎 「似而非物語」
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