...どんな試みからも決してしりごみはしないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何遍苦い顔をされても少しも尻込(しりごみ)しないで口を酸(す)くして諄々(じゅんじゅん)と説得するに努めたのは社中の弓削田秋江(ゆげたしゅうこう)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...少々しりごみをしていたところであった...
海野十三 「火星兵団」
...もうしりごみをしておられない...
海野十三 「火星兵団」
...」ボスコウィッチはしりごみするような恰好で...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...しりごみしまして...
太宰治 「富嶽百景」
...私は兎みたいにしりごみなどはしませんよ...
ロオド・ダンセイニ 菊池寛訳 「兎と亀」
...しりごみなんかしてないよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...彼はいかなることにも逡巡(しりごみ)しないという評判を取っており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...思(おも)ひ切(き)つてせねば成(な)らぬ事件(じけん)に出逢(であ)うても二度(ど)や三度(ど)は逡巡(しりごみ)するのがどうかといへば彼(かれ)の癖(くせ)の一つであつた...
長塚節 「土」
...いかに逡巡(しりごみ)をするほどの汚(きた)ならしいものでも...
夏目漱石 「坑夫」
...みんなは驚いて後込(しりごみ)しました...
新美南吉 「赤い蝋燭」
...一歩しりごみして...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...何となく尻籠(しりごみ)をして...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...尻籠(しりごみ)は御無用だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あとの四人は二本松でもしりごみをしたくらいで...
山本周五郎 「いさましい話」
...しりごみをするような調子で...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...しりごみをいたしまして...
吉川英治 「江戸三国志」
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