...からだが弱いからとあって親がしたい放題に甘やかしておくものだから...
谷譲次 「踊る地平線」
...おれは今まで散々したい放題のことはして来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...大っぴらにしたい放題はなさるし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...したい放題さ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...わたしはしたい放題に振舞(ふるま)っていたが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...まったくしたい放題...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...蘿月(らげつ)は若い時分(じぶん)したい放題(はうだい)身を持崩(もちくづ)した道楽(だうらく)の名残(なごり)とて時候(じこう)の変目(かはりめ)といへば今だに骨の節々(ふし/″\)が痛むので...
永井荷風 「すみだ川」
...おれもあの時分には随分したい放題な真似(まね)をしたもんだな...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...したい放題のことができないのは彼らのほうがよく知っている...
永井隆 「この子を残して」
...男三昧(おとこざんまい)のしたい放題...
中里介山 「大菩薩峠」
...否応なしよ……二十年近くも欧羅巴(ヨーロッパ)でしたい放題なことをして...
久生十蘭 「野萩」
...二十年近くも欧羅巴でしたい放題なことをして...
久生十蘭 「ユモレスク」
...したい放題のことをしてゐるその死の中に……よし誰が侍從ブリッゲに對して...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...したい放題のことをして最早遠慮も何もする余地がなくなって来た...
正岡子規 「病牀苦語」
...理屈にしたい放題をさせてごらん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...妾はサンザしたい放題のことをして来た虚無主義のブルジョア……惜しい浮世じゃ御座んせんからね...
夢野久作 「女坑主」
...したい放題な事をして――と...
吉川英治 「大岡越前」
...したい放題にこの世の物を慾の煙の中に攫(さら)って短く往生してしまうのだ...
吉川英治 「親鸞」
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行くところまで行った 叛臣 採石場
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