...ちょと私用で外出をいたしおりましたが...
泉鏡花 「婦系図」
...枝折戸(しおりど)の外を窺(うかが)う...
伊藤左千夫 「春の潮」
......
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
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高見順 「死の淵より」
...それを「わび」「さび」「しおり」などのはるか上位に置いたとか...
太宰治 「パンドラの匣」
...お前は茶を入れな」そう云い捨てて飛び石づたいに枝折戸(しおりど)から表へ廻ると...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...あとで先生に聞いたり字引きで調べたりするときの栞(しおり)とした...
寺田寅彦 「柿の種」
...枝折戸(しおりど)あけて浜に出(い)でぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...黒部の柴折戸(しおりど)を蹴放(けはな)すようにして隣の庭へ飛び込んで行った...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...昔は何地(いずく)の人も迷信重畳しおり...
南方熊楠 「十二支考」
...ゼブラは絶えなんとしおり...
南方熊楠 「十二支考」
...僕は竹垣の間の小さい柴折戸(しおりど)を開けて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...例の『和訓栞(わくんのしおり)』の増補語林には...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...福岡アタリの火葬場にもよくウロウロしおりましたそうで……真夜中でも何でも六神丸の看板を見当てにしてタタキ起しますと...
夢野久作 「近世快人伝」
...なお市外十軒屋に居住しおりし同人妻ハル(四十七)も家財を遺棄し...
夢野久作 「少女地獄」
...口ぐせに申しおりますわい」聟とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...猪檻(ししおり)のような...
吉川英治 「平の将門」
...柴折(しおり)を開けて中へはいると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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