...さみしいと言わないと...
高見順 「いやな感じ」
...それはこんなにもさみしいことなのか...
高見順 「いやな感じ」
...・別れて来た道がまつすぐ酔うて急いで山国川を渡る・つきあたつてまがれば風・別れきてさみしい濁酒(ドブ)があつたタダの湯へつかれた足を伸ばす十一月十八日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...紫蘇の実のほのかなる(雲関亭即事)・さみしい顔が更けてゐる風が冷い握手する竹植ゑてある日向の家まつたく裸木となりて立つ(雲関亭即事)十一月廿六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...・師走のポストぶつ倒れゐた(マヽ)自分の家を行きすぎてゐたのかタドンあたゝかく待つてゐてくれた夜ふけてさみしい夫婦喧嘩だ附記...
種田山頭火 「行乞記」
...それにしても、やつぱりさみしい、さみしいですよ...
種田山頭火 「行乞記」
...・梅雨の満月が本堂のうしろから・傾いた月のふくろうとして□けふから田植をはじめる朝月・朝の虫が走つてきた・朝月にもう一枚は植ゑてしまつた・炎天の影ひいてさすらふさみしい道を蛇によこぎられる今夜は行乞所得で焼酎を買ふことが出来た(十方の施主...
種田山頭火 「行乞記」
...藤の実は垂れ・くみあげる水がふかい秋となつてきたふるさとのそばのあしいよ/\あかしさみしさがけふも墓場をあるかせるさみしいから(或る日はアルコールでまぎらすけれど)あてもなくあちこちあるきまはる...
種田山頭火 「其中日記」
...捨てたのを拾ふのぢや!さみしいよりもわびしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...やつぱり一人がよろしい雑草やつぱり一人はさみしい枯草自己陶酔の感傷味を私自身もあきたらなく感じるけれど...
種田山頭火 「草木塔」
...話題になっているようでは真にさみしい...
永井隆 「この子を残して」
...さみしいと思うにちがいありません...
新美南吉 「一年生たちとひよめ」
...そこにもさみしい木立がみえて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...フーラー毒ガスに中毒したのか、顔の色が、青くてさみしい...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...さみしい心を抱いて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...さう祖母からきつぱりと承諾されると私は自分のさみしい了見を見透されたやうで辟易したが...
牧野信一 「祖母の教訓」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...ふところが極度にさみしいこと...
山本周五郎 「青べか物語」
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