...オヤジはびっくりして手提(てさげ)金庫の中から千円札十枚を取出して...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...この革ぶくろを腰にさげると...
海野十三 「怪塔王」
...手に珠数だまや花束をさげて急ぎ足に歩いていた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...ロレンス法師(ほふし)提籃(さげかご)を携(たづさ)へて出(で)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...大きな風呂敷包の荷をさげた...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...自分の命をも彼にささげたがり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は自分の作品と自己とをささげる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...食器がさげられたあとに果物がでた...
中勘助 「銀の匙」
...兄と自分は手提鞄(てさげかばん)を持ったまま婦人を扶(たす)けて急いでそれに乗り込んだ...
夏目漱石 「行人」
...直ちに主義をひっさげて演説したり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...東洋風にぺこぺこ頭をさげて嘆願した...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...玉木屋の桐の駒下駄をはいて籠信玄(かごしんげん)をさげ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...降誕祭まへに屋根にぶらさげる腸詰みてえに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...盃を高くささげて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...手拭の上にすっかり頭をさげて...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...薄鼠色の服を着て黄金(きん)の総(ふさ)の下(さが)つた小さな手提革包(てさげかばん)を持ち乍(なが)ら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一組七名ずつの素槍(すやり)を引っさげた兵が...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの二刀をさげて戸口から出て来た時には...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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