...一人下髪(さげがみ)の女房...
泉鏡花 「海神別荘」
...さらに下舵(さげかじ)をとって...
海野十三 「怪塔王」
...一升さげて友人の宅へ行ったら...
太宰治 「酒の追憶」
...といって頭をさげる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...瓔珞(ようらく)をさげていたいと願うていたところじゃ...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...いつも手提(てさげ)のなかに用意していたくらいだったので...
徳田秋声 「仮装人物」
...もうさげすまれようが...
中里介山 「大菩薩峠」
...宿々の客引きが提灯をさげてズラリと波止場へ並んでゐるのですが...
林芙美子 「大島行」
...煮〆の重詰や地酒をさげてくりこんでくる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...此頃は女だっても数珠(ずず)をさげ経を手にしていない者はない位だと人々の語るのを聞き...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...彼はレコードの包をさげてゐる腕を挙げて...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...胴乱(どうらん)をさげた洋服姿の人が二人立って...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...王が神に身をささげようと退位すると(彼らはよくこれをする)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これに手をつけてひっさげるなどということは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...相手はちょっと頭をさげた...
山本周五郎 「ひとでなし」
...駒をおさえて頭(ず)をさげた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...銀明水(ぎんめいすい)の浄水(じょうすい)をささげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...皆穂すすきが流れるように太刀をひっさげ...
吉川英治 「親鸞」
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