...クルミがさげられましたが...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...立てた誓を力強めるためにささげた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...黒髪はうしろにさげたまま...
江戸川乱歩 「影男」
...悪の数々、目おおえども、耳ふさげども、壁のすきま、鉄格子の窓、四方八方よりひそひそ忍びいる様、春の風の如く、むしろ快し...
太宰治 「HUMAN LOST」
...お仏飯をさげていたゞく(十粒ぐらいしかないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...駅員がその女の持ち物らしいバスケットをさげてすましてついて来た...
寺田寅彦 「軽井沢」
...又重いものをさげて長途を歩るくのは今の病氣に障るといふ掛念があつた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...怪獣へぎせいにささげるつもりだといって...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...もんあんたが私に身をささげてくださるなら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の選んだ人々に身をささげなければ承知しない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...重い荷物をさげてたものだから...
豊島与志雄 「自由人」
...番頭と小僧はさげすむような面をして二人を見ていますのを七兵衛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...見ると木村博士と気象の方の技手(ぎて)とがラケットをさげて出て来ていたんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...この人に隔て心はないがさげすむ思いをさせることがあっては宮の身分に対して済まないと院はお思いになるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...八十八(やそはち)という老僕の拵(こしら)へた朝餉(あさげ)をしまつて...
森鴎外 「妄想」
...ただ従順と服従とだけをそれにささげよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人のなさげの宿と申(もうす)町ほめ一参(まい)り来て此お町を見申せや...
柳田国男 「遠野物語」
...そして、黄色の人間共が、背後の方に身を濳めてゐたが、彼等を見るために、その憎さげな、恐ろしげにひきつツたひらたい顏を此方へ向けて來る...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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