...今この上り急行列車の一等室に乗り合せている...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...この上もなくかわいらしいお台所...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「家じゅうの人たちの言ったこと」
...またS国の参謀本部の中にも、日本人の防空訓練の行きとどいていることをあげて、たとい何百機の爆撃機があろうとも、この上、日本を空襲することは無駄であるという説が盛んになってきたという...
海野十三 「空襲警報」
...ただこの上の不安は...
海野十三 「千年後の世界」
...僕はこの上海から一歩も外に出ないうちに...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...この上の屋上には...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...この上ここにぐずぐずしていると...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...兎に角彼にはこの上もなく強靭(きょうじん)な肉体があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この上もない汚名をこうむったうえに同じく死! さればとて前進すれば必ず戦争の巷(ちまた)の人とならなければならぬ...
田山花袋 「一兵卒」
...この上他の新聞から交渉がありましたが如何ですかあなたの方はというようなことを云ってやることの出来る筈のものではない...
中里介山 「生前身後の事」
...先方に対してそれを言うのは失礼この上もないことである...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上とも騒ぎが大きくなるぜ」平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上は松太郎が早く島から歸るやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女の子にはこの上もなくうら淋しいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代り内容は千変一律で無責任この上もありません...
牧野信一 「月あかり」
...この上にまた子供が出来れば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...今度はこの上流へ七...
吉川英治 「江戸三国志」
...静かなことはこの上もないので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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