...こともあろうに恐しい盗賊紳士(とうぞくしんし)の乗合わすなぞとは! ふとまた...
大阪圭吉 「香水紳士」
...こともあろうに、うちのアリスにもすぐ手を出しまして、一度ならずもあの口ぶりで迫ったのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...こともあろうに三井合名の協議を経て池田成彬氏をつれて来たり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...こともあろうに政友会の高橋長老までが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それは他でもない、批評のこの自己分解期に当って、こともあろうに、却って夫を批評の高揚期だとして自覚する、文学主義的錯覚である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...存じておりながら――こともあろうに...
直木三十五 「南国太平記」
...こともあろうに芝居ごっこが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...こともあろうに擒(とりこ)になりおった...
本庄陸男 「石狩川」
...そこには、見るかげもなく、痩せ衰えた、長崎屋三郎兵衛が、敵味方同然になってしまった、この広海屋の主人与平と、こともあろうに、お互にすがりつくよう、取り付き合って、恐怖に充ち、苦痛に歪められた表情で、目の前に立つ、一人の男をみつめているのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こともあろうに賭場を荒しましてね...
三好十郎 「斬られの仙太」
...こともあろうに賭場を荒しましてね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...こともあろうに鹿の角にかけられるとは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...見たいと思われることもあろうに」「親ごころ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??