...いたくさやぎてありなり二」と告(の)りたまひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...我住(わがすむ)魚沼郡(うをぬまこほり)は東南の(いん)地にして○巻機山(まきはたやま)○苗場山(なへばやま)○八海山(はつかいさん)○牛(うし)が嶽(たけ)○金城山(きんじやうさん)○駒(こま)が嶽(たけ)○兎(うさぎ)が嶽(たけ)○浅艸山(あさくさやま)等(とう)の高山(かうざん)其余(そのよ)他国(たこく)に聞(きこ)えざる山々波濤(はたう)のごとく東南に連(つらな)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...たゞかりそめに作りたる草屋(くさや)なれど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その草藪(くさやぶ)を通って旅館の裏手から入ろうとしているところであった...
田中貢太郎 「草藪の中」
...朝の草花――薊やらみつくさやら――を採つてきて壺に投げした...
種田山頭火 「行乞記」
...今でもその住んでゐた城の址(あと)はその村の西の一隅に草藪(くさやぶ)になつて残つてゐるが...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...涼しい草屋(くさや)でも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人の住む矮(ひく)い草舎(くさや)が一棟...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天保十三年浅草山(あさくさやま)の宿(しゅく)に移転を命ぜられし江戸三座劇場の賑(にぎわい)も...
永井荷風 「江戸芸術論」
...已(すで)に葺屋町(ふきやちょう)堺町(さかいちょう)の両芝居は浅草山(あさくさやま)の宿(しゅく)の辺鄙(へんぴ)へとお取払いになり...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...日本橋からくさやの干物...
中里介山 「百姓弥之助の話」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...くさやの干物と牡丹餅(ぼたもち)じゃ勝負になるまい...
正岡容 「寄席」
...柳の木立軽くさやぎおとなへ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...同じ草屋根(くさやね)でも土地によって...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それまでのじだらくさや...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...山に見る道士のころも春過ぎて猶目に紅し桃の花かと大連の港の上の草山(くさやま)に桔梗の色の初夏を嗅ぐ実際に山上から見る此日の空も海気も桔梗色をしてゐた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...撥(ばち)ふくさや...
吉川英治 「松のや露八」
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