...右からも左からもからみついた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...併しそれは可なり煩さい情実がひし/\とからみついた面倒な結果をもたらした...
伊藤野枝 「感想の断片」
...女史の方からみれば...
海野十三 「海底都市」
...芥川家ははたからみれば誰の目にも羨しいものにみえてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...藁(わら)の嫌いなくそこら一面にからみついた蜘蛛の巣は風に吹き靡(なび)かされて波たッていた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...翌日からみんなと机をならべるのだった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...やうやく自分の家を見つけたことからみてもわかる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...しかたがないからみんなでこうやって一ツ部屋に集ってことを決めようとしてるんですからね...
三好十郎 「樹氷」
...怨(うら)みぶかい変にからみついて取れないしつこさをもった目であった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...その川蟹の私が寝所の上からみると...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...誰かにからみ始め...
山本周五郎 「薊」
...向島の茶屋で逢ったときからみると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幕府の宗門役人からみれば...
吉川英治 「江戸三国志」
...からみ合ったかと思うとたちまち鄭文のために返討(かえりう)ちにされていた...
吉川英治 「三国志」
...西園寺公宗(きんむね)(北山殿)の一件にからみ...
吉川英治 「私本太平記」
...これからみれば末期の一歩てまえのものだ...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...ぴしゃぴしゃとわが手で肉体を叩いて見せているらしく――「一頃(ひところ)からみれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...大きさからみてそれがキャンプの在処と思われたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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