...縁の欄干から軒にかけて一面に張りつめた金網にはナスターシャムと honey-suckle とが細かくからみ合って花をつけながら...
有島武郎 「フランセスの顔」
...みどりの指をやさしくからみあっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...時代の波に流される激しさからみれば...
伊丹万作 「思い」
...今日からみればあの頃の時代はよかつたと思ふ...
小穴隆一 「二つの繪」
...隻手で足にからみついている繩を除けて...
田中貢太郎 「雁」
...ベントレイお婆さんのところからみると一段高級なプライヴェイト・ホテルだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...朝早くからみそつちよがきてなく...
種田山頭火 「其中日記」
...そのためにはからみあっているものを一すじ一すじに細かくほぐして...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...中庭の四(よ)つ目(め)垣(がき)のばらにからみ...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...互いに深くからみ合ってるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私がふとこの小さな匙をみつけたのは今からみればよほど旧い日のことであつた...
中勘助 「銀の匙」
...科学の進歩という点からみると...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...干物は頭からみんな噛(かじ)ってしまうし...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...しかたがないからみんなでこうやって一ツ部屋に集ってことを決めようとしてるんですからね...
三好十郎 「樹氷」
...その声の調子(ちょうし)からみると...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...彼の出した“上野(こうずけ)ノ国宣(こくせん)”や任官日時などからみても...
吉川英治 「私本太平記」
...「なんでござりますか」「さきほどからみるに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――人の馬にからみて二人ながら押流されるな...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索