...折(をり)から淡々(あは/\)しい月(つき)の光(ひかり)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...折(おり)から淡々(あわあわ)しい月(つき)の光(ひかり)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...淡々居を訪ふ、在宅、さつそく一杯よばれる、それからいつしよに――坊ちやんも連れて――市中散歩、別れて私は一人で中学校に阿弥坊君寒太君を訪ねて逢へた、しばらく話し、阿弥坊君の宅で夕飯の御馳走になつた、……どうしても旅費が足りないので、淡々君を電話で呼出し、或る家に泊つた、その家がよくなかつた、昨日のよさがまつたく今日のよくなさになつてしまつた、淡々君よ、すまなかつた、すまなかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...お銀の胸にもその時々の淡々しい夢はだんだん色が剥(は)げて来た...
徳田秋声 「黴」
...」事務的に響く淡々とした調子だった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...そしてこう思うことは彼女に淡々しい淋しさを与えた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...又は淡々たる心情から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先づこんな風にとかれるが淡々として何ともいへない面白味が感ぜられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...三越の特別食堂てので、スパゲティを食ってみた、淡々たる味で、(ナポリタン)うまい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それによってその淡々(たんたん)とした物語に或る物悲しい陰影(ニュアンス)を与(あた)えるばかりで満足しようとしていた...
堀辰雄 「美しい村」
...たゞ流れる水の如く淡々として...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...淡々としてただ事件を叙したのに案外面白いものがある...
三木清 「日記と自叙伝」
...だから彼は生き延びるだけにでも、淡々とし、舞台の傍観者となつて、ふわりと風に柳のやうにしてゐなければならなかつた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...我々はこれらの人々の淡々たる態度の中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてどこか風雨に洗はれた花の淡々たる姿のやうに...
吉川英治 「折々の記」
...淡々としてつぶやいた...
吉川英治 「私本太平記」
...既に私はチタ子の淡々とした気もちが好きなっていましたので...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...淡々(たんたん)水の如く無に還るという――...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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