...里心が付いてなお寒い...
泉鏡花 「歌行燈」
...お寒い外から急にスチームの通っているお暖いお家の中にお入り遊ばしたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...素敵ね」おお寒いとオカマは背広のえりを...
高見順 「いやな感じ」
...「外はお寒いでしょう...
豊島与志雄 「蘇生」
...おお寒い...
永井荷風 「雪解」
...おかみさんはお寒いぢや御在ませんかと親し気な調子で...
永井荷風 「雪の日」
...「これではお寒いでしょう」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「山形の方もお寒いのでしょうね...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...お寒いでせう」と...
林芙美子 「浮雲」
...「やあ、玉井さん、お寒いことで、……」島崎勇次は、笑顔をつくって、なにげない様子で、そう挨拶した...
火野葦平 「花と龍」
...聚楽荘てふお寒いところで宴会...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――「きのうきょうのこちらのお寒いことと云ったらとても話になりません...
堀辰雄 「菜穂子」
...昔の岡場所のような隣との間の境界が決してお寒いものでなく...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...「お寒いからあの...
正岡容 「寄席」
...今夜はそちらもお寒いでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たいがいお寒いものか...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「どうもお寒いことだ」一行は冷遇(れいぐう)を喞(かこ)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いやお寒いことであったろう...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索