...四尺巾位の竪幅で三尺位の中納言が立つた足許にお姫様が坐つてゐる図だつたが...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...お姫様がどちらへお出なさいましたか...
田澤稲舟 「五大堂」
...分けてもそこにござらっしゃるお姫様(ひいさま)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...お姫様と御こんれいしました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...お姫様は四たびめの禅定から出たのちには体もすきとほるほど清浄になり...
中勘助 「銀の匙」
...お姫様の夢はかやうにしてさめ...
中勘助 「銀の匙」
...お姫様と二役やってみたい」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前はもとの美しいお姫様(ひめさま)に帰るのだよ……」といって...
新美南吉 「巨男の話」
...それに一顧も与えるようなヤワなお姫様ではありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お姫様の風呂場のように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...変装をして逃げ出して来るお姫様を待つてゐるなんて...
牧野信一 「南風譜」
...ハルツの塔に幽閉されたお姫様を救ひ出しに来なければならなくなつたのよ...
牧野信一 「南風譜」
...そしてお姫様をさらって行ったばけ物を退治するんだ...
宮沢賢治 「いてふの実」
...お姫様はものの理解の正しい同情心の厚い方にお嫁(とつ)がせいたしとうございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お客様の一人だった或るお姫様は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...サアはまた残りの半分と二番目のお姫様を貰って...
夢野久作 「奇妙な遠眼鏡」
...「――お姫様のために...
吉川英治 「江戸三国志」
...お姫様(ひいさま)と心を決めて...
吉川英治 「親鸞」
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