...およそ一百坪に余るのが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...◯およそ拷問なるものの起る理由が二つある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...○芭蕉翁(はせををう)が遺墨(ゐぼく)およそ越後の雪をよみたる哥(うた)あまたあれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...販売部は売上げのおよそ六分七厘にしか当らない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...およそ六七十日のうち...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...それでもおおよその桁数(けたすう)としてはむしろ最悪の場合を示すものではないかと思われる...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...人間の肉眼が細かいものを判別しうる範囲はおおよそどれくらいかというとまず一ミリの数十分の一以上のものである...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...すなわち貿易上の利を争うよりして戦争に従事したるものおよそ五十年に下らず」と...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...情景はおおよそ、次第(しだい)がきまっていた...
新美南吉 「屁」
...およそ反対の歩きかたであったので...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...ロ氏に後るるおよそ百年ジュフールの説に...
南方熊楠 「十二支考」
...おおよそ霊山の信仰にして...
柳田国男 「雪国の春」
...やがて摺針峠のおよそ一里を...
吉川英治 「私本太平記」
...およその見当はついたが...
吉川英治 「私本太平記」
...およそ小半日(こはんにち)も飛んだころ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...明智光秀――そして筒井順慶(つついじゅんけい)などの援軍およそ二万が...
吉川英治 「新書太閤記」
...おおよそ三段にわかれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...およそ列座の諸侯も...
吉川英治 「新書太閤記」
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