...……おやつ、そのこと、どうして知つてるんです...
芥川多加志 「四人」
...少しおやつれになったようですわ」といってみた...
有島武郎 「或る女」
...おやつ頃にはよそからお買いにならずに待っていて下さるようになりました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...子供のおやつ、子供のおもちゃ、子供の着物、子供の靴、いろいろ買わなければならぬお金を、一夜のうちに紙屑(かみくず)の如く浪費すべき場所に向って、さっさと歩く...
太宰治 「父」
...おやつに茶を喫んでた時におったよ」「おんなじ蠅でしょうか...
田中貢太郎 「蠅供養」
...八重子の日記にはおやつやおかずの事がだいぶ詳しくかいてあった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...東京ではおやつに餅菓子が出るよ」なんか村の者に自慢して居ました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三時の茶菓子(おやつ)に...
永井荷風 「狐」
...食物だって配給のほかにララからいただく肉のかん詰・ジャムのかん詰・おやつにはチョコレートなんか出て...
永井隆 「この子を残して」
...おばさんがおやつに石見のネーブルをあげましょうね」妹は涙ぐんだらしく...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...──あのう──」「はあ」「先生のおうちでは──お子様のおやつなど...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...子供たちのおやつは...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...稻舂(いなつ)き女たちに間食(おやつ)をやらうと家室さんが碓屋(うすや)にはいつてゆくと...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...おやつの時や食事の前には手を洗うとか...
羽仁もと子 「女中訓」
...必ず自分のおやつを貰ふことゝ...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...これはキクッタのやうなアイヌの少年には結構なおやつであるばかりか...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...「午後のおやつに菓子を貰うんですが...
山本周五郎 「末っ子」
...そのおやつれよう...
吉川英治 「三国志」
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