...するとうちのなかでさんび歌をうたうのが聞こえて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...あたし踊りましょう(うたう)日の門から風が吹く風がさびしい心の人に吹くさびしい心の人が枯れる(子供おどる)メリイ(ショオンに)今あの子がそばに来た時...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...歌うたうくちびるにさえ触れるのであった...
江戸川乱歩 「影男」
...これらも又※哥をうたうてかへるなど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世に流伝するものと此説とあはせ視るべし)小川破笠俗称平助壮年(さうねん)の頃(ころ)放蕩(はうたう)にて嵐雪と倶(とも)に(俗称服部彦兵ヱ)其角が堀江町の居(きよ)に食客(しよくかく)たりし事...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...相当に長い唄を五段うたう...
高村光太郎 「山の秋」
...これは役者が謡いをうたうために始終唇を唾液で濡らす故でもあろうが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...訪ね来て山羊に鳴かれる高遠・なるほど信濃の月が出てゐる飲んでもうたうても蛙鳴くさくらはすつかり葉桜となりて月夜・旅の月夜のふくろう啼くか水音の月がのぼれば葉桜の花びら・ポストはそこに旅の月夜で五月三日の月蝕・旅の月夜のだんだん虧(カ)げてくるアメの魚(ウヲ)・みすゞかる信濃の水のすがたとも井月の墓前にて・お墓したしくお酒をそゝぐ・お墓撫でさすりつゝ...
種田山頭火 「旅日記」
...放蕩(はうたう)もまた苦行...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...野にも山にも鳥のうたう時節もあったのだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...取(と)り調(しら)べる側(がは)がその技法(ぎはふ)を知(し)らないので誰(だれ)かが滔滔(たうたう)と講釋(かうしやく)をはじめ...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...高くひくく抑揚(よくよう)をつけてうたうのですが...
火野葦平 「人魚」
...鳥のうたう声にも似た...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「海豹」
...ひばりのようにうたうおかあさんの声で...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...あれは農民場道の衆たちがうたう歌だ...
三好十郎 「樹氷」
...おじさまの好きな大口を開けてうたうことも出来るわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...お手のせ」と女の子の一人のうたうのが聞えた...
山本周五郎 「さぶ」
...桜桃(あうたう)が軒(のき)の垣根(かきね)に連(つ)らなつた...
横光利一 「美しい家」
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