...いろいろけなすのでございます...
芥川龍之介 「雛」
...第一(だいいち)色氣(いろけ)があつて世(よ)を憚(はゞか)らず...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...色気(いろけ)と...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...こう年を取っては色気(いろけ)よりも喰気(くいけ)と申したいが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その頃は小供の事で今のように色気(いろけ)もなにもなかったものだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...閨(ねや)を共にする男へなんぞの色気(いろけ)は...
林芙美子 「魚の序文」
...おふくろは色消(いろけ)しに包(つつ)むで置くべきボロまで管はずぶちまけと...
三島霜川 「平民の娘」
...ほのかないろけを加味した感じであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...もういろけづいちゃったんじゃないの...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...いまでも若わかしいいろけをもっていた...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...あのとおりいろけたっぷりだからな...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...いろけの溢(あふ)れるような表情をもった女は...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...沢田屋よりいろけたっぷりだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...いきいきとしたいろけが感じられた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「おめえもそろそろいろけがついてきた頃だろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...あんたいろけづいたんだわ」新八は拳(こぶし)をにぎった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...体じゅうにいろけが溢れている感じだ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...色気狂(いろけぐる)いが色情狂だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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