...見(み)ず転(てん)の骨頂だという嫌気(いやけ)がしたが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...厭気(いやけ)のさしたのを自覚すると...
海野十三 「壊れたバリコン」
...そう思って俺はいやけもさしていたが...
高見順 「いやな感じ」
...えらい我が儘云うみたいやけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...直(じき)に厭気(いやけ)がさして来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...言いあいやけんかが始まっていたのです...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...さらに嫌気(いやけ)を示さなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嫌気(いやけ)を催させられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ついにはみずから厭気(いやけ)がさして執筆を断わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...つくづく厭気(いやけ)を起こさせられてたからだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...慈善ということからどんなに多くの苦(にが)い味をなめさせられることでしょう! もしそれに嫌気(いやけ)を起こして無謀にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あんな白粉焼(おしろいやけ)のした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「いやけっして裁判所はそういう確信を取除かれませんね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...蓮根(れんこん)食いやけ...
火野葦平 「花と龍」
...心(しん)から嫌氣(いやけ)が浸(さ)して了ツた...
三島霜川 「平民の娘」
...白粉燒(おしろいやけ)で何方(どつち)かといふと色は淺黒(あさぐろ)い方だが...
三島霜川 「平民の娘」
...6590悪魔はとうから厭気(いやけ)がさしているて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...都会生活に厭気(いやけ)がさしたであろう...
山本周五郎 「山彦乙女」
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