...見(み)ず転(てん)の骨頂だという嫌気(いやけ)がしたが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...そう思って俺はいやけもさしていたが...
高見順 「いやな感じ」
...えらい我が儘云うみたいやけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...直(じき)に厭気(いやけ)がさして来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...もう政治に厭気(いやけ)がさして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さらに嫌気(いやけ)を示さなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ついにはみずから厭気(いやけ)がさして執筆を断わった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「いやけっして僕は譲歩しません...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不幸は人に嫌気(いやけ)を起こさせる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...敬虔(けいけん)な尊敬と肉体的な厭気(いやけ)とをいっしょに感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そう忌気(いやけ)がさしてみて...
中里介山 「大菩薩峠」
...急にいやけがさしたのか」「ここに逗留(とうりゅう)の奴等が...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな白粉焼(おしろいやけ)のした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...化粧の途中でふっと自分の顔に厭気(いやけ)がさして来たが...
林芙美子 「晩菊」
...厭気(いやけ)を露骨に見せているのを見ると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...白粉燒(おしろいやけ)で何方(どつち)かといふと色は淺黒(あさぐろ)い方だが...
三島霜川 「平民の娘」
...6590悪魔はとうから厭気(いやけ)がさしているて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかしもう厭気(いやけ)がさしてしまったらしく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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