...あたらしい馬車がとまりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...証跡は見あたらなかったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...しかも真新(まあたらし)い黒板塀が見える...
泉鏡花 「婦系図」
...芸術だの何だのという大仰な言葉を使つて人さわがせをするにはあたらないのである...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...日々借金取にあたらるゝ苦しさ...
田澤稲舟 「五大堂」
...若者(わかもの)たちの姿(すがた)があちらにもこちらにも見(み)あたらないので...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...新(あたら)しい文化(ぶんか)がはひつて來(き)たゝめに...
濱田青陵 「博物館」
...一羽もあたらなかったが...
堀辰雄 「三つの挿話」
...これがまた新(あたら)しい煩悶となツて...
三島霜川 「平民の娘」
...若い木は胸をはつてあたらしく歌ひました...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...そうして出来上った時鮮(あたら)しいクリームなら上等ですし...
村井弦斎 「食道楽」
...あたらしい國民の代表がえらばれて...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...古ぼけた茶棚(ちゃだな)と枕屏風(まくらびょうぶ)のほかはこれといって道具らしい物もみあたらないが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...遠けむりすめろぎの 天の日嗣(ひつぎ)と嗣ぎてくる 君の御代御代隠さはぬ 明き心をすべらべに 極めつくして仕へくる いや継ぎ継ぎに見る人の 語りつぎてて聞く人の鑑(かがみ)にせむをあたらしき 清きその名ぞおほろかに 心思ひてむな言も祖(おや)の名断つな大伴(おほとも)の氏と名に負へる ますらをの伴(とも)まだ九月九日...
吉川英治 「上杉謙信」
...あたら生命をわざわざおとすようなものだ」と...
吉川英治 「三国志」
...可惜(あたら)といえば……朝から左翼で善戦していた信玄以来の股肱(ここう)の将...
吉川英治 「新書太閤記」
...盗児をさして梁上(りょうじょう)の君子とよんだ文化人は欧羅巴(ヨーロッパ)にも見あたらないようだ...
吉川英治 「人間山水図巻」
...一向に見あたらなかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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