...由平は鬼魅(きみ)がわるかったが...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...菊江は鬼魅(きみ)が悪くなったので...
田中貢太郎 「女の怪異」
...讓の口元から頬にかけて鬼魅(きみ)悪い暖(あたたか)な舌がべろべろとやって来た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...起きて逃げる拍子に笑ったのだが」「おかしゅうございますね」お滝はうす鬼魅が悪いので...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...洋燈は火屋(ほや)の一方が黒く鬼魅(きみ)わるく煤(すす)けていた...
田中貢太郎 「春心」
...曇った空に鬼魅(きみ)悪い冷冷(ひえびえ)する風が出ていた...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...其処から生臭い鬼魅悪い臭がして来ます...
田中貢太郎 「人蔘の精」
...章一は鬼魅(きみ)が悪いので袴(はかま)と羽織(はおり)を鷲掴(わしづか)みにしてそこを飛びだした...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...名音は鬼魅(きみ)が悪いので自分の室へ入るなり寝床の中へもぐりこんだ...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...無鬼魅(ぶきみ)な法華僧の姿が眼の前に浮んで来ますよ」(玉谷高一氏談)...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...鬼魅(きみ)が悪い」と云って鬼魅を悪がるのであった...
田中貢太郎 「真紅な帆の帆前船」
...鬼魅(きみ)がわるいわ」むこう側の食卓(テーブル)で二人の会社員らしい男の対手(あいて)をしている女がこっちを見た...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...「なにが鬼魅(きみ)がわるいものか...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...あまり外がはっきり見えるのが鬼魅(きみ)がわるいから...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...○紀伊続風土記所載高野山の天狗の項に「是は鬼魅の類にして魔族の異獣なり」とあるが...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...――と申しましても私自身その行動に就いては或る鬼魅(きみ)の悪い疑問を持っているのでありますが...
西尾正 「陳情書」
...左道を修め鬼魅に事(つか)え...
南方熊楠 「十二支考」
...時としては鬼魅(きみ)の怪を聴くことあり...
柳田国男 「山の人生」
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