...女子は裳裾(もすそ)を蹇(かゝ)ぐ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...蹇丐羅馬なる母上の住み給ひし家に歸りし後...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...或は蹇(あしなへ)...
石川啄木 「葬列」
...厳しゅうて笛吹は眇(めかち)、女どもは片耳殺(そ)ぐか、鼻を削るか、蹇(あしなえ)、跛(びっこ)どころかの――軽うて、気絶(ひきつけ)……やがて、息を吹返さすかの...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...蹇(ゐざり)を立たせた基督だつて...
薄田泣菫 「茶話」
...見晴らしのいゝ路傍に蹇車を見出した事だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...『われわれ文明によって蹇(あしな)えにされた者ら』なのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...S港の足蹇(あしなへ)へ...
富永太郎 「遺産分配書」
...箱根霊験蹇仇討(れいげんいざりのあだうち)...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...身は矯々として游竜の如し……」D「……蹇として独り立ちて西また東す...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...ベは尻餅どっしりさて蹇(あしなえ)となったとも盲となったともいう...
南方熊楠 「十二支考」
...事は未だ蹇(あしなへ)にならぬ前にあるから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は蹇(あしなえ)であったので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...十常侍(じょうじ)の蹇碩(けんせき)などが...
吉川英治 「三国志」
...蹇碩はふるえ上がって...
吉川英治 「三国志」
...俺を殺そうと謀った蹇碩の奴さえ誅戮(ちゅうりく)すればいいのだ」内宮を出ると...
吉川英治 「三国志」
...「蹇碩は、すでに誅罰した...
吉川英治 「三国志」
...時めく十常侍の蹇碩(けんせき)の身寄りの者でも...
吉川英治 「三国志」
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