...彼のビジネスは鬱鬱勃勃だった...
...彼女のポジティブな姿勢は鬱鬱勃勃している...
...この花壇は鬱鬱勃勃とした花で彩られている...
...春が来ると、草木たちが鬱鬱勃勃に成長する...
...彼女は仕事に順調に取り組み、鬱鬱勃勃としている...
...彼の心の内には相不変(あいかわらず)鬱勃(うつぼつ)として怒が燃え上っていた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...何十年来シベリヤの空を睨(にら)んで悶々(もんもん)鬱勃(うつぼつ)した磊塊(らいかい)を小説に托して洩らそうとはしないで...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...その上久しい鎖国のために鬱勃(うつぼつ)たる雄心を揮っていた国民の目の前に...
大隈重信 「青年の天下」
...鬱勃(うつぼつ)の元気に駆られ...
岡倉由三郎 「茶の本」
...まづ文芸復興直前のイタリヤに於いて見受けられたあの鬱勃たる擡頭力を...
太宰治 「津軽」
...内心鬱勃(うつぼつ)たる憤懣(ふんまん)を槍に托し...
辰野九紫 「青バスの女」
...この短句に鬱勃(うつぼつ)たるを見るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鬱勃(うつぼつ)たる力を見せる革命歌が...
徳永直 「眼」
...斉彬公が又、鬱勃たる大勇を、深く蔵して発せられん方ゆえに、この元気を利用もしたいし、斉彬公の御意に反くこともできぬし、ここをうまく操るのは至難の業でのう――ただ、西郷吉之助と申す者が、ややその器であろうか――御存じか?」「名を承わっておるが――」「一度、お逢いになるといい」女中が、益満のうしろに来て「仙波小太郎様が、お見えになりました」と、云って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...鬱勃(うつぼつ)していたのだろう」「しかし...
中里介山 「大菩薩峠」
...この鬱勃たる興行の空気をよきに統制して導く興行者さえあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...何んとなく鬱勃たるものを感じさせたようである...
野村胡堂 「乱歩氏と私と」
...鬱勃(うつぼつ)たる野心と機智をもったこの男たちが...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...この鬱勃たる人生が暮れてゆくのも俺の運命かも知れない...
林芙美子 「濡れた葦」
...で蕭然たるうちに物皆萠(も)ゆる生氣は地殼に鬱勃としてゐる...
三島霜川 「解剖室」
...遂に鬱勃としてゐた民衆の反抗心が王朝に向つて突激を開始した...
横光利一 「静かなる羅列」
...寄長城堀口九萬一詞兄詩思鬱勃壮心加...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...九州とても鬱勃(うつぼつ)は久しかろう...
吉川英治 「私本太平記」
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