...その子息の一人を跡目(あとめ)にして...
芥川龍之介 「忠義」
...庵の料理はまづいなあとめづらしく思つた...
種田山頭火 「行乞記」
...三之助が跡目(あとめ)相續濟んだ上は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冗(くだ)らねえ話だから俺あとめたんだ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...MANQUE(さきめ)とは縁のないPASSE(あとめ)の23に落ち着いた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...さて情けの種を宿した場合に生まれた子が女なら島へ留めて跡目(あとめ)相続...
南方熊楠 「十二支考」
...しかるに一種変った跡目(あとめ)の処分を受けたのは...
森鴎外 「阿部一族」
...末子が跡目(あとめ)を継いだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...捨て難い事情にあった小野家の跡目(あとめ)を他(ほか)へ譲って...
吉川英治 「剣の四君子」
...つねにわしをころしてを跡目(あとめ)に立てようとしている...
吉川英治 「三国志」
...「やはり兄の本心は義詮(よしあきら)を自分のあとめに正しく据(す)えねば安心できなくなって来たのだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...故右大臣家(こうだいじんけ)の跡目(あとめ)をうけついでいる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...偏(ひとえ)にお跡目(あとめ)を正し...
吉川英治 「新書太閤記」
...跡目(あとめ)を若いふたりに任せたい)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...「謙信公のお跡目(あとめ)たる春日山の主(あるじ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...直江大和守の跡目(あとめ)が絶えようとした時...
吉川英治 「新書太閤記」
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