...拍車に釁(ちぬ)ると聞く...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...しかしながら徳川氏の平和政策はこの新興の強国と国釁(こくきん)を開く事を恐れて...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...鐘に釁(ちぬ)るというシナの故事に...
寺田寅彦 「柿の種」
...同博士がいろいろシナの書物を渉猟された結果によると釁(ちぬ)るという文字は犠牲の血をもって祭典を挙行するという意味に使われた場合が多いようであるが...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...日に徳川の天下を顛覆(てんぷく)せんとその釁(すき)を覗(うかが)う時に際して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ファンガリィの峡谷に於ける独逸水兵の血潮が釁(ちぬ)られている...
中島敦 「光と風と夢」
...寺田先生の随筆の中に『鐘に釁(ちぬ)る』という一文がある...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...鐘に釁るというのは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...この鐘に釁る話が出た時の座に同座していた小林君の話によると...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...しかし『鐘に釁る』から半年ばかり後に書かれた随筆の中に...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...既に雙方の間に釁を開く上は...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...よくこれを容(い)れてその釁(ひま)に切込むことなく...
福沢諭吉 「学者安心論」
...一方に釁(きん)の乗(じょう)ずべきものあれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...次第に繕いがたい釁隙(きんげき)を生じた...
森鴎外 「渋江抽斎」
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