...道すがら馬をとどめて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...谷中(やなか)から駒込(こまごめ)までぶらぶら歩いて帰る道すがら...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...その後この歯医者がカシュガルに器械持参で出かけるついでの道すがらわざわざこのイブラヒム老人のためにその居村に立ち寄って...
寺田寅彦 「自由画稿」
...道すがら彼は天に感謝した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしは物買いに出た道すがら...
永井荷風 「葛飾土産」
...築地けいこの道すがら麹町通にて台湾生蕃人の一行を見る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...またその道すがら横手遥(はるか)に幸橋(さいわいばし)の見附(みつけ)を眺めやった御郭(おくるわ)外(そと)の偉大なる夕暮の光景が...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...わたしはその道すがら折々市ヶ谷の通で囚人馬車が五六台も引続いて日比谷の裁判所の方へ走って行くのを見た...
永井荷風 「花火」
...わたくしは寺島町へ行く道すがら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...仕事に行く道すがらも怠りなく心あたりを尋ね合してゐた...
永井荷風 「羊羹」
...遠乗りの道すがらお立寄り致した次第...
中里介山 「大菩薩峠」
...道すがらも彼はいつになく愉快そうで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一方のビートリスはロイヤルパレスホテルに帰る道すがら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...さつきも私は裏山を抜けて此処に通ふ道すがら...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...ある日のことオルレアンに参る道すがら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの花見の道中の道すがら満月が...
夢野久作 「名娼満月」
...道すがら田園の風景を愛(め)で...
吉川英治 「三国志」
...家に帰る道すがら...
吉川英治 「三国志」
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