...蔦蘿雑草(てうらざつさう)の底に埋もるるなきを誰か今にして保し得んや...
石川啄木 「葬列」
...独身者の蘿洞先生は...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...蘿月(らげつ)は女房のお滝(たき)に注意されてすぐにも今戸(いまど)へ行(ゆ)くつもりで格子戸(かうしど)を出るのであるが...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月宗匠(らげつそうしやう)はいくら年をとつても昔(むかし)の気質(かたぎ)は変(かは)らないので見て見ぬやうに窃(そつ)と立止(たちどま)るが...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は休まず歩きつゞけた暑さにほつと息をつき...
永井荷風 「すみだ川」
...もう返らない幾年(いくねん)か前(まへ)蘿月(らげつ)の伯父(をぢ)につれられお糸(いと)も一所(いつしよ)に酉(とり)の市(いち)へ行つた事があつた………毎年(まいとし)その日の事を思ひ出す頃(ころ)から間(ま)もなく...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は先(さき)に腰(こし)を下(おろ)した...
永井荷風 「すみだ川」
...別れる時に蘿月(らげつ)は再び心配さうに...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)は仕方(しかた)なしに雨戸(あまど)を閉(し)めて...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)はもう一度思ふともなく...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月はその頃お豊の家を訪ねた時にはきまって甥(おい)の長吉とお糸をつれては奥山(おくやま)や佐竹(さたけ)ッ原(ぱら)の見世物(みせもの)を見に行ったのだ...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月は机を離れて座敷の真中(まんなか)に坐り直ったが...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月(らげつ)はその日の午前に訪ねて来た長吉と茶漬(ちゃづけ)をすました後(のち)...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月は紙入(かみいれ)の中にはさんだ老眼鏡を懐中(ふところ)から取り出して...
永井荷風 「すみだ川」
...古の松蘿も女蘿もじつはその実物はなんであるのかよくは分らないものである]...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それに秣(まぐさ)だと云つて枯草や胡蘿蔔(にんじん)を添へて...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...その枯草や胡蘿蔔の代りに...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...細君は殆んど僕等の喰ひ餘(あま)しの胡蘿蔔(にんじん)牛蒡(ごぼう)にもありつかずに平素(しよつちう)漬物ばかりを噛(かぢ)つてる...
若山牧水 「一家」
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