例文・使い方一覧でみる「船饅頭」の意味
スポンサーリンク...難波の船饅頭」庄吉は... 
直木三十五 「南国太平記」
...気味悪く人を呼ぶ船饅頭（ふなまんじゅう）の声を塒（ねぐら）定めぬ水禽（みずとり）の鳴音（なくね）かと怪しみつつ新大橋（しんおおはし）をも後（あと）にすると...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...船饅頭（ふなまんじゅう）（浜辺の小舟で売色した私娼）という下等の売春婦に...
野村胡堂 「平次放談」
...船饅頭という船頭相手の売笑婦の生活を...
久生十蘭 「昆虫図」
...彼の邊で船饅頭をサンヤレと呼んだが今はどうか知らぬ...
南方熊楠 「女順禮」
...船饅頭連が泊り船を目懸けてこぎ付る時一と際面白くこの懸聲を連呼したから其輩をサンヤレとよんだ事と察し居た...
南方熊楠 「女順禮」
...紀州でサンヤレが專ら船饅頭の一名と成つたので本とサンヤレ織と同物異稱だつた奧縞を專ら市中にすむ淫賣女に宛るに及んだ物か...
南方熊楠 「女順禮」
...それから殖（ふ）えたほかの船饅頭（ふなまんじゅう）をも...
吉川英治 「江戸三国志」
...江戸の船饅頭（ふなまんじゅう）やお千代舟などにならった密売女（かくしばいた）が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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