...かねて聞き及ぶ猟夫という兎の敵を...
太宰治 「女人訓戒」
...過去百年間の歴史に鑑(かんが)みればそのくらいな事は出来るはずだと云ったと聞き及ぶ...
寺田寅彦 「話の種」
...さては聞き及ぶ拳骨和尚とはこの人かと...
中里介山 「大菩薩峠」
...本官の聞き及ぶところによれば老齢暗愚なる貴下は従来の滞納金を徴収もせず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...本官の聞き及ぶところによれば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...鳥取諸県よりも聞き及ぶ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...黒田市兵衞は筋目のものと聞き及ぶ...
森鴎外 「栗山大膳」
...ふと風の便りに聞き及ぶと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...甲信地方の領民の生活を聞き及ぶに...
吉川英治 「上杉謙信」
...聞き及ぶ孔明とかいう小利巧者は貴様だったか...
吉川英治 「三国志」
...聞き及ぶ、曹操は、口頭(こうとう)の雄(ゆう)で、逃げ上手だというが、汝そこを動かず、必ず馬超と一戦するの勇気があるか」すると、曹操は、「知らないか、田舎漢(いなかもの)、予の側には常に、虎痴許(きょちょ)という猛将がおることを...
吉川英治 「三国志」
...これが聞き及ぶ文観(もんかん)だな...
吉川英治 「私本太平記」
...さりとは」「其許(そこもと)が、つねに聞き及ぶ、筑前どのか」「いつも書簡の上では」「いや、そのせいか、初めての御見(ぎょけん)とも覚え申さん」「いや...
吉川英治 「新書太閤記」
...倫(みち)を離れて見事な働きをなされたお一人と聞き及ぶ」そこで...
吉川英治 「新書太閤記」
...源平の役(えき)で働いた名だたる侍の末が幾人も剃髪(ていはつ)しているとはかねて聞き及ぶ所である...
吉川英治 「親鸞」
...暴威を振わせたとも聞き及ぶが」「その儀は...
吉川英治 「平の将門」
...「皆目(かいもく)聞き及ぶところがございませぬ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この男だな)かねて聞き及ぶところの宮本武蔵という人間を...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??