例文・使い方一覧でみる「第一声」の意味

...これ実に新興文芸の第一声であって... これ実に新興文芸の第一声であっての読み方
内田魯庵「四十年前」

...――「俺の放った第一声は... ――「俺の放った第一声はの読み方
江戸川乱歩「恐ろしき錯誤」

...（それ来た……）拒絶の第一声だと俺は思った... 拒絶の第一声だと俺は思ったの読み方
高見順「いやな感じ」

...それで第一声の前半の反響がほぼその第一声の後半と重なり合って鳥の耳に到着する勘定である...
寺田寅彦「疑問と空想」

...第一声を切ることが勇者の仕事で... 第一声を切ることが勇者の仕事での読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ちょっと見当らないわ」「そうかなあ」「それに第一声がいいでしょう...
中里介山「大菩薩峠」

...第一声の音色（トーンカラー）が美しく... 第一声の音色が美しくの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...目をさました獅子（しし）の第一声のようでもあった... 目をさました獅子の第一声のようでもあったの読み方
葉山嘉樹「海に生くる人々」

...第一声が参って来る... 第一声が参って来るの読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...しかも素噺転向後の第一声としても絶対高評だったとあれば... しかも素噺転向後の第一声としても絶対高評だったとあればの読み方
正岡容「我が圓朝研究」

...その第一声がこの近頃の傑作である上海へ着きますとねえ... その第一声がこの近頃の傑作である上海へ着きますとねえの読み方
「海流」

...先生第一声は「儲かりますぜえ」であったと唖然としていました... 先生第一声は「儲かりますぜえ」であったと唖然としていましたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...「えいっ」かれははじめて第一声を放ち... 「えいっ」かれははじめて第一声を放ちの読み方
山本周五郎「新潮記」

...「店賃ぐらいきちんと払ったらどうだい」まずとりあえず右の如く第一声を浴びせるが...
山本周五郎「長屋天一坊」

...新聞小説の第一声多芸多能だった前田香雪翁柳里恭は人に師たるの芸が十六あったというが...
山本笑月「明治世相百話」

...天馬侠第一声をここにあげたのだ」熱血僧（ねっけつそう）忍剣（にんけん）は... 天馬侠第一声をここにあげたのだ」熱血僧忍剣はの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...第一声であったのだ... 第一声であったのだの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...彼が江戸に於ける第一声の鎚音（つちおと）を... 彼が江戸に於ける第一声の鎚音をの読み方
吉川英治「山浦清麿」

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