...これでこの男も真人間になれる...
池谷信三郎 「忠僕」
...その者は真人間(まにんげん)ではない...
海野十三 「心臓盗難」
...公高はもう真人間に立ちかえるとはいくら母の慾目でも思われません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...また十九年以前にもどって真人間になることができた」それきりでまた黙想がつづいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...せめて真人間の心に返させるつもりでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あれでなかなか真人間なんですよ...
久生十蘭 「だいこん」
...ペリトリが真人間になってないとすれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...真人間にしてやりたい...
三浦環 「お蝶夫人」
...われわれは幸福な真人間になることができると私は思います...
三好十郎 「恐怖の季節」
...やりとげるそれが真人間のすることです...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...はじめて真人間として扱われる気がした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かれらの、仲間心理にいわせれば、(ナニ、真人間へ...
吉川英治 「大岡越前」
...真人間の潔白は維持していたいとする性来の背骨があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...てめえも真人間になれと懇々(こんこん)いわれたので...
吉川英治 「親鸞」
...真人間になるなんて...
吉川英治 「親鸞」
...――真人間(まにんげん)にかえりたいという欲望であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...きっと真人間になって遣(や)り直(なお)すから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やれ真人間になれの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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