...余は普通基督教徒が目(もく)して論ずるに足らざるものと見做す小教派の中にも靄然(あいぜん)たる君子...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...靄然(あいぜん)たる君子の風...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかれども春色靄然(あいぜん)たる平原曠野に出ずるときにおいてはもし何物がもっとも不必要なるいな厄介者なるかと問わば必ずこの綿衣ならざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...いかに靄然(あいぜん)たる春風のために化せらるるあたわざる頑石(がんせき)といえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...靄然(あいぜん)として掩(おお)うべからざるものあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...和気靄然(あいぜん)たる翻弄(ほんろう)を受けるようにこしらえられている...
夏目漱石 「三四郎」
...靄然(あいぜん)たる和気(わき)の立ち籠(こ)めし翌年四...
福田英子 「妾の半生涯」
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