...煮え切らない考え方は改める必要がある...
...彼の態度はいつも煮え切らない...
...煮え切らない決断をするよりも、まずは情報収集をしてみよう...
...煮え切らない麺は、美味しくないことが多い...
...煮え切らない態度では、信頼されることはない...
...」僕は煮え切らない返事をした...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...それがかの女には渠の煮え切らない證據に見えるので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...煮え切らない返事をして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...煮え切らない人ですね...
太宰治 「正義と微笑」
...ありがと」私は依然煮え切らない挨拶をして...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...親たちが煮え切らないので埒(らち)が明かない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...口では煮え切らないことを云っていたけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その太刀筋(たちすじ)がよくわかる時と、まるっきりわからないことのあるために、煮え切らない、腑甲斐(ふがい)のない、ふんぎりのつかない、なまくら者にされてしまうことが、我ながら愛想の尽きるほど心外千万だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その煮え切らない返答ぶりが...
中里介山 「大菩薩峠」
...実に煮え切らないポリネシア的な紛争だ...
中島敦 「光と風と夢」
...僕が煮え切らないまた捌(さば)けない男として彼女から一種の軽蔑(けいべつ)を受けている事は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ぐずとか煮え切らないとかいうべきところに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...第一はいつまでも煮え切らない代りに...
夏目漱石 「明暗」
...その底に妙に煮え切らないものがあつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのうちになにか煮え切らないようになり...
久生十蘭 「川波」
...此方の音声が低く煮え切らないので係員には聞えなかつたのか...
牧野信一 「毒気」
...む」「ご決断なさい」「考えておこう」煮え切らない顔つきである...
吉川英治 「三国志」
...一向煮え切らない内蔵助の態度や...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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