...明智先生も老いぼれたもんだねえ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...」この憎むべき老いぼれの悪漢が...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...事実は老いぼれた人の横顔に似ていた...
太宰治 「魚服記」
...「老いぼれのぼんくらは...
太宰治 「乞食学生」
...後者は年寄りだがそれほど老いぼれてもいない人物と言えましょう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...やはりいいかげんに老いぼれていた例の下男グリゴリイが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一度に十も二十も年をとつて老いぼれたやうになりました...
豊島与志雄 「シャボン玉」
...お心よしの老いぼれ人民...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これはもう老いぼれている上に...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...この老いぼれ猫にはもう跳ぶことなんかできなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...老いぼれのけちん坊が目をあんなに輝かせてさ」ヴォーケ夫人がヴォートランに言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「老いぼれ婆、あんたが私を脳出血にしたんだな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あいつはもうたいした老いぼれだろう...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...ようし、待つてろよ、老いぼれめ、今に若い娘つ子の家の窓下へはどんな風にして忍びこむものか、このおれが教へてやらあ、どんな風にして他人(ひと)のいろごとの邪魔をするものかつてこともさ!――「おうい、みんなこつちへ来い、こつちへ!」と、またもやひとつところへ寄りかたまつた若者たちにむかつて手を振りながら彼は叫んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...老いぼれのけちな守銭奴だし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「忌々しい厄介な老いぼれ乞食め...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...塗りたて飾りたてたそれらほどに老いぼれても醜くも見えないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれはもう老いぼれだ」鷺坂に聞えるぞ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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