...恰も長江に養はれたる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...一旅店に入れば、恰も好し、一家の人、午食をすましたる處にて、つめたき客座敷よりは、むさくるしけれど、冬の山里の唯一の馳走、いざ入らせ給へとて、勝手の間の爐側をわれら一行に讓りぬ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...苦痛は恰も足にあるものの如くに感覺せられ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...智謀恰も神に似し*ペーリトオスを産めるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恰も今云った意味に於ける――他の意味に於てはそうでないにしても――生物学主義に外ならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...恰もここに、自然科学(一般に科学がそうなのだが)のもつ社会性・イデオロギー性の、根本的な問題が横たわる...
戸坂潤 「科学論」
...そしてこんどの出来事で一度に圧倒されてしまった……そういう自分自身の空虚な生活が――恰も受精しない果実が早熟して自らの重みで地に落ちたような生活が...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...恰も「これは為になる...
中原中也 「芸術論覚え書」
...恰も自己の存在を急に意識して...
夏目漱石 「それから」
...行政宰相府)恰も人体にして...
蜷川新 「天皇」
...前景にはたゞ恰も微風に吹かれたやうに傾いた草や...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...癩菌が恰も蛆虫かなんぞのやうに指で触れ得るもののやうに思はれ...
北條民雄 「間木老人」
...さういふ僕たちを恰も慈(いつくし)むかのやうに...
堀辰雄 「山日記 その二」
...御覧の如く前輪は恰も水車のやうに大きく...
牧野信一 「写真に添えて」
...一同の者が恰も奴隷のやうに従順に奉仕して...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...恰も相集まる直線が作る無限の角が会する単一な中心の如きものである...
三木清 「人生論ノート」
...恰もこのことを示すものと見られよう...
三木清 「歴史哲學」
...恰も「楽園にあるかのような」喜悦を感じたという...
和辻哲郎 「鎖国」
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