...恰も見えない楽人を賞讃するやうに...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...恰も行雲々裡に輝く...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...恰も各自(めい/\)の記憶を一心に辿つてゐる樣子であつた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...恰も道路を挾(はさ)みて兩側に一二列宛在るが如く成り居(を)るなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...恰もそのやうに、私がここに使用いたしますものは、確實性と明證性とにおきまして幾何學に關することがらと同等あるひはこれを凌駕しさへすると私は認めてをりますとはいへ、しかし多くの人々によつて十分に洞見せられ得ないであらうと恐れる次第であります...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...吾々は恰も「問題」の概念を注意するのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...カントは後者を眼中に置かなかったのであるが恰も之が近代の物理学の発達に相当するものでなければならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...前者の方が恰も芸術価値的な・制作技術的な・アカデミー的契機を云い表わし...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...恰も悟性乃至理性自身の自由=自律の内に求めることを創案する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...恰も時間と空間とが純粋直観(乃至直観形式)であるように...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...恰も欹形の嘴を有せる怪鳥が常に惡聲を放つが如しといひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...恰も、神子は背後のことをも見通しで、美春の姿態を戒めてるかのようであり、美春は神子の視線を恐れながらも、蠕動に引き入れられるかのようであった...
豊島与志雄 「非情の愛」
...白秋さんが、三崎から小田原へ移つて何年か經ち、恰も、千鳥の唄をつくられて間もないころではなかつたらうか...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...おとなしい私に恰も憎むべき罪があるかのように軽蔑の後ろ指をさして...
牧野信一 「ゼーロン」
...恰も私を代官のやうに尊敬して...
牧野信一 「バラルダ物語」
...恰もその反對である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...恰もこのことを示すものと見られよう...
三木清 「歴史哲學」
...恰も二人の身邊には...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
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