...煙草屋さんでタバコを買った...
...近所に煙草屋がある...
...煙草屋で新しい銘柄のタバコを試す...
...煙草屋には多種多様なタバコがある...
...煙草屋に行ってタバコについて相談した...
...この煙草屋の上さんは血の道か何かだったものですから...
芥川龍之介 「温泉だより」
...二三件向うに煙草屋があるのに目を附けて...
石川啄木 「病院の窓」
...みすぼらしい煙草屋の二階へつれて行った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...煙草屋のその密室も同様な家の中にいたのは...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...煙草屋の前のポストまで行って来ましたが...
太宰治 「風の便り」
...東一番丁の夜のにぎわいは格別で、興行物は午後の十一時頃までやっていて、松島座前にはいつも幟(のぼり)が威勢よくはためいて、四谷怪談(よつやかいだん)だの皿屋敷(さらやしき)だの思わず足をとどめさすほど毒々しい胡粉(ごふん)絵具の絵看板が五、六枚かかげられ、弁や、とかいう街の人気男の木戸口でわめく客呼びの声も、私たちにはなつかしい思い出の一つになっているが、この界隈(かいわい)には飲み屋、蕎麦(そば)屋、天ぷら屋、軍鶏(しゃも)料理屋、蒲焼(かばやき)、お汁粉(しるこ)、焼芋、すし、野猪(のじし)、鹿(しか)の肉、牛なべ、牛乳屋、コーヒー屋、東京にあって仙台に無いものは市街鉄道くらいのもので、大きい勧工場(かんこうば)もあれば、パン屋あり、洋菓子屋あり、洋品店、楽器店、書籍雑誌店、ドライクリーニング、和洋酒缶詰(かんづめ)、外国煙草屋、ブラザア軒という洋食屋もあったし、蓄音機(ちくおんき)を聞かせる店やら写真屋やら玉突屋やら、植木の夜店もひらかれていて、軒並に明るい飾り電燈がついて、夜を知らぬ花の街の趣(おもむき)を呈し、子供などはすぐ迷子(まいご)になりそうな雑沓(ざっとう)で、それまで東京の小川町も浅草も銀座も見た事の無い田舎者の私なんかを驚嘆させるには充分だったのである...
太宰治 「惜別」
...何時(いつ)も煙草(たばこ)を買う煙草屋で...
田中貢太郎 「妖影」
...煙草屋の角や駄菓子屋の軒などに...
富田木歩 「小さな旅」
...河野と煙草屋との間に何か秘密でも在るかのやうに言ひ做すに至つては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...荒物屋、煙草屋、それから蕎麦屋と、三軒に尋ねてみました――...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...ぴょんぴょんと片脚で溝を飛んで煙草屋へ這入(はい)ると...
林芙美子 「泣虫小僧」
...或る小さな煙草屋の前まで私を連れて行った...
堀辰雄 「幼年時代」
...小さな煙草屋をやっていたと云う話を...
堀辰雄 「幼年時代」
...それも煙草屋とか駄菓子屋のようなものではとても一同がやってゆけそうにないが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...専売以前の煙草屋は赤味がかった茶色木綿で...
山本笑月 「明治世相百話」
...煙草屋の裏座敷だの……その中(うち)でも特に舌を捲いたのは...
夢野久作 「鉄鎚」
...耳の遠い養母(おふくろ)と一緒に小さな煙草屋を遣っている...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...角の煙草屋(たばこや)の老婆が...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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