...せっかく跡に跟いて見たことが無駄骨になった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...無駄骨折(むだぼねおり)をせずとも済んだといった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...君のお芝居は無駄骨折りばかりだったよ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...飛んだ無駄骨(むだぼね)を折ることになりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自己の実現に無駄骨を折っているから...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...無駄骨折って疲労甚だし...
中島敦 「光と風と夢」
...無駄骨を折り、無駄足を汚(よご)すくらいは猫として適当のところである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それもこれもみんな無駄骨折で...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...これは殆(ほと)んど無駄骨折(むだぼねおり)です...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...これはまったくの無駄骨折で...
久生十蘭 「悪の花束」
...自分はかうして詰らぬ無駄骨を折つたものだが……...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...これらがなければ無駄骨だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...こう穴やふし瘤(こぶ)だらけでは無駄骨が折れるばかりで手間が三倍だと滾(こぼ)しぬいた...
牧野信一 「鬼涙村」
...詰まりどこまでも無駄骨折だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...最早(もはや)そんな無駄骨折をする必要は無くなりました...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...一人(ひとり)の知らぬ男の無駄骨を気の毒に思ふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...時間もなにも分らない振子時計の機械的な無駄骨折りにひとしいものである...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...」「どっちにしたって無駄骨ですわよ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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