...彼と比類なき才能を持つ友人がいる...
...彼女の美しさは比類がない...
...この映画は比類のないスリルを味わえる...
...彼の料理は、他のどのシェフのものとも比類にならない...
...彼が達成した偉業は比類のないものである...
...ミシシッピーのごとき万国に比類なき大川あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...(sich gleich sein = einzig in seiner Art sein)[彼の文體は彼にのみ獨特である(比類がない)...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...比類似は説明す可からずとせば...
高木敏雄 「比較神話学」
...比類なる大不祥なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...三井君の臨終(りんじゅう)の美しさは比類が無い...
太宰治 「散華」
...文壇にも他に比類のない第一人者であるのは...
田山録弥 「正宗君について」
...比類稀なほど円満な湖水である...
豊島与志雄 「故郷」
...又は月輪殿)法然に対する信仰は殊に比類のないものであった...
中里介山 「法然行伝」
...蜀僧牧谿(もっけい)は比類ない鳥獣の名手だが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...御米(およね)に取(と)つて實(じつ)に比類(ひるゐ)のない忍耐(にんたい)の三週間(しうかん)であつた...
夏目漱石 「門」
...彼は比類なきギリシア狂で...
野上豊一郎 「パルテノン」
...少くとも日本の現代では比類の無いもので...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...さながらブレエメンが、比類のない都会、名づけがたい冒険と秘められた美しさとにみちた都会で、そこで生れたということが、ある神秘なけだかさを人に与えるかのようである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...怖れているために比類ない美しさを一心にこめていた...
室生犀星 「姫たちばな」
...なる程先生は敬神の念の熱烈であつたことは比類あるまい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その幾何学の精神に関する小論文の中でincomparable auteur de l’art de confrer(比類なき議論術の著者)といって彼をほめている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...比類のない名刀だから主がいなくてはちと不安心だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まず比類がないといってよいであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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