例文・使い方一覧でみる「枯れ草」の意味
スポンサーリンク...関さんはすいかずらやじゃのひげや大黄などを枯れ草の中に見いだして教えてくれた... 
田山花袋 「田舎教師」
...海岸の平らな荒蕪地の先に枯れ草の生ひ茂つた防波堤が長くつゞいて...
近松秋江 「初雪」
...空地（あきち）と云っては畑の中程に瘠（や）せこけた桑樹と枯れ茅（かや）枯れ草の生えたわずか一畝に足らぬ位のものであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...石の椅子の上に枯れ草を敷いて坐っていたが...
夢野久作 「猿小僧」
...小僧は懐（ふところ）から燧石（ひうちいし）を出して森の外の枯れ草に火を放（つ）けた...
夢野久作 「猿小僧」
...秋には枯（か）れ葉（は）や枯れ草が落ちかかり...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...去年の枯れ草がひょろひょろと伸びていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...他の一つは去年の枯れ草が覗（のぞ）いていた舟底の穴を私から隠そうとしたのだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...私は線路の外の枯れ草の中に突立っていた...
夢野久作 「線路」
...天日（てんぴ）を枯れ草に取って...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...柔らかい枯れ草を集めて...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...来やがった」「早くッ……姿を隠すんだよ！」じゃけんに枯れ草の中へ男を突きとばしておいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...やわらかい枯れ草と山芝が少しの不自然もなく土をかくしていることです...
吉川英治 「江戸三国志」
...枯れ草の根を掘りちらしていた...
吉川英治 「三国志」
...陽がぽかぽかと枯れ草に蒸（む）れて...
吉川英治 「親鸞」
...湊川（みなとがわ）の水音だけが枯れ草をそよがせてくる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...枯れ草を踏みわけて来る人の大小の鞘（さや）が濡れて見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...枯れ草と糞（ふん）のにおいが蒸れて来るのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？